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2007年5月24日発売、まさに明日発売の小説をご紹介
します。
本多孝好 新刊小説「正義のミカタ ～I'm a loser～」
本多孝好さんのプロフィールからまずご紹介しておきます。
◆著者プロフィール◆
本多孝好(ほんだ たかよし）1971年東京都生まれ。
「眠りの海」で第16回小説推理新人賞を受賞。
デビュー作『MISSING』が「このミステリーがすごい!
2000年版」でトップ10に入り脚光をあび、『真夜中の五分前』
で第132回直木賞にノミネートされる。
他の著書に『MISSING』 『ALONE TOGETHER』
『MOMENT』 『FINE DAYS』がある。
◆大学生が主人公の青春小説◆
「高校時代いじめられていた蓮見亮太は、違う自分に
生まれ変わろうとの決意を秘め大学に入学するが、
入学早々、自分をいじめていた同級生と大学校舎で
再会する・・」
いじめ、リストラ、格差など、現実社会を生きていく
なかで、将来にちょっと不安な気持ちになっている
あなたに贈る青春小説です。
という内容です。
主人公は大学で「正義の味方研究部」なるものに
入部します。正義の味方って？？？
活動内容は・・・興味が湧きますね。
私にとっての正義の味方は、ズバリ自分自身でしょうか。
私も高校でいじめられたことがありますが、結局頼れる
のは自分自身。
誰も助けてはくれません。
遠巻きにして関わらないよう、視線をそらすのが彼ら
「その他大勢」の行動パターンでしたから。
いじめられていると思わず、不当な扱いを受けているが
子供っぽいお前たちに説明するのも面倒だから黙って
スルーしてやるよ、的な態度で図太く一人で苦痛な１年間
を過しました。
本当は家で泣いた事も有りますが、いじめる側は相手が
屈するのが楽しいのですから、面の皮の厚いヤツを演じ
ているとだんだんと自分たちのカッコ悪さに気付きます。
そして自分自身に対しても、「負けの記憶」が残らずに
これからの人生を前向きに生きる事ができます。
私の正義の味方は自分自身。
・・・というより、もう一人の自分・・・と言った方がいいの
かも知れません。
励ましてもくれ、癒しても、勇気付けてもくれた、もう一人
の自分です。
今回ご紹介する
本多孝好 新刊小説「正義のミカタ ～I'm a loser～」
が、果たしてどんな課程を辿り、結末を迎えるかはまだ
分かりませんが、ぜひ皆さん興味の沸いた方は書店で
探して見られるのもいいのではないでしょうか。
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